『美希の天下創世』第19話後編の紹介と暮れのご挨拶


まず最初にお断りしておきます。



これから書く内容には、『美希の天下創世』のネタバレ要素が含まれています。
未視聴の方は十分にご注意ください。



あと、多分に独りよがりな想像が多いです。
「お前の独断なんかしらねーよ」
「勝手な感想書くな」
「別所就治Pに失礼だろ」
等の感想を持ちそうな予感のする方は、以後の文章は読まない方がいいかもしれません。



・時間がかかりすぎです


前回の紹介記事で、
「1月以上はあかないと思う」
とか書いておきながら、結局あけてしまったダメな大人こと姫路民です。
ホントにごめんなさいorz



それにしても、本編の更新ペースより紹介記事のうpペースが遅いって……。
現実を直視すると恐ろしくてふとんをかぶって冬眠したくなりますね。
(さらに更新が遅れるだけなのでやりませんが)
週に1〜2更新を理想のペースとして想定しているはずなのになんでこうなってるのでしょうw



次からはこんなことがもうないようにしたいと思いはするものの、色々と考えると確約はできません。
情けない話ですがホントにできません。
まあ、こういった情けない所も含めて姫路民という人間は形成されているのだとご理解いただければ……とは言えないですねやっぱ。



とはいえ、明日からいきなり黄金のタイピング能力を持つブログの鉄人になれるものでもありませんからねぇ……。
駄目な所は駄目と自戒しつつ、それなりに精進していきたいと思っておりますので、心に余裕のある方は、今後ともお付き合いをしていただきたいと思います。



それでは、いつものようにダイジェストから始まる今回の紹介記事をどうぞ〜↓



・『美希の天下創世』19話後編ダイジェストとか




相次ぐ戦乱に戦力を疲弊させてゆく星井家。
その戦禍は、ついに星井家随一の重臣、別所就治の命までも奪ってしまうのか!?
緊迫の展開に目が話せない『美希の天下創世』19話後編、いよいよスタートです。



さて、場面は少し戦場を離れ、星井家の拠点、三木城へ。
厳しい局面を迎えているのは戦場だけではありませんでした。









星井家\(^o^)/オワタ
そう言いたくなる状況です。
銀河英雄伝説』で言えば、三方包囲撃滅作戦を受けつつある帝国軍兵士な心境でしょうか。



そんな危機的状況の中、金髪の儒子――もとい、星井家の当主はなにやら物思いに耽っているようでした。







なんだか哲学的な問答ですね。
現状はやすっちの言う通り、今にも流されてしまいそうな状況なんですが。
ただ、これまで丹波、姫路、石山御坊と、次々に勢力を拡大してきていただけに、美希にも何か思うところがあったのかもしれません。



そして、会話は何かを示唆するような方向へ……





水から蟻を守る美希の手のひら。
そこから、安治は何かを思いついたようです。
しかし現状、星井家を守ってくれる、あるいは共闘してもらえるような勢力は周囲に存在していないのですが……?



さて、ちょっとした謎を残しつつ、場面は戦場へ。
前回、我らが別所就治さんが壊滅寸前まで追い込まれた中之島の戦いです。
いったいどうなっちゃっているのでしょうが(ドキドキ)。






おお!?
これは……!!!









奇跡の生還キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!
はるるんナイスアシストです!!!





こうして見ると、千早の言葉は重く感じますね。
ほんとよくぞご無事でいてくれたものです……。



就治さんが無事だったことで、星井家は全軍壊走を免れることができました。
体勢を立て直し、粘り強く三好家の大群に抵抗を続けます。



そうこうしているうちに……







当てに出来ないと思われていた幕府軍のけん制が!
生駒での「いおりん事変(勝手に命名)」のおかげで兵力を損ねていた三好家は、大軍を擁しながらも星井家を押し切るには至りませんでした。
いおりんのトラブルメイクマジ最高!w



こうして星井家は、苦しみながらも三好の大群を退けることができました。
ただ、苦闘になってしまったということを、総大将であった就治さんとしては思い返さざるをえなかったようです。





えええええええー!?
……となる所ですが、そこは星井家です。







厳しい要求ともとれますが、「みんな就治さんを頼りにしてるんだなぁ」という空気が感じられます。
( ;∀;) イイハナシダナー



さて、就治さんの去就が定まったところで、留守番組から現状の報告が始まります。








状況はなんら好転していません。
松永久秀がほぞを噛んだように、直家の薄笑いが聞こえてきそうです。



しかし!
ここでやすっちの策略が提示されます。






敵国である山名家に国の西側を守ってもらう――
りっちゃんは一聞してその意図を察したようです。
ただ、戦術に強くても戦略には疎い真にはイマイチよくわからない様子。
そんな真のために、りっちゃんがズバリと核心を突きます。







「山名、浦上の両勢力から姫路を守れないのであれば、弱い方の勢力に明け渡してしまえ」
というわけです。
随分と大胆な戦略です。
当然ながら、反対意見も出てきます。
侃々諤々の始まりです。

















長い協議の末、やすっちの提案を今後の方針とすることが決定しました。
個人的な感想ですが、最後まで郷土を思ってこの提案に反対した赤松さんには、現姫路の住人として手を合わせる思いがしました(赤松さんありがとう……)。



山名、浦上への対策が立った所で、今度は就治さんから提案が出されます。





星井家の擁立からこの日まで、ずっと本拠地として慣れ親しんできた三木城。
しかし、姫路を敵の手に委ねることになってしまったことで、安全とは言えない土地になってしまいました。
石山御坊も万全の守りが敷かれているわけではないのですが、播磨と比べれば随分と安全です。
相次ぐ敵国からの侵攻で疲弊した星井家が、その力を再び蓄える為に、今は硬く身を守ることが必要だったのでした。



一方、星井家への侵攻を目論んでいた西国の雄、浦上家でもまた、その根幹を揺るがす事件が。










なんと、史実で「宇喜多三老」と呼ばれた重臣の1人、長船貞親がまさかの寝返り。
当主浦上宗景は激しく動揺し、山名攻めどころではなくなります。





情勢が混迷を極めつつある中、ひっそりとほくそ笑む直家。
ひょっとしたら、自分が求められる時代の到来を感じ取っていたのかもしれませんね。



さてさて。
最終幕は、巡り巡って播州播磨。
とうとうその日がやってきました。
星井家当主、星井美希が三木城から石山御坊へとお引越しです。
はたしてその胸中やいかに?








星井家の現状は決して楽観出来るものではありません。
ですが美希は、慣れ親しんできた土地に、ひとつの約束を残していきました。



それは決意と呼ぶほど強くはなく、誓いと呼ぶにはあまりにもありふれた言葉です。



でも、美希はその約束を、絶対に守ってくれるんじゃないだろうか?
そんな風に思ってしまいました。



相次ぐ戦乱でついに姫路を失うことになってしまった星井家。
その居城も、石山御坊へと移さなくてはならなくなってしまいます。



しかし、彼女達の物語は、またここから新たなスタートを切るのです!






・なにか解説することなんてあるだろうか?


「いや、ない」
とだけ書いて終わっちゃうと怒られそうですがw



「神回」と呼んでいい話だと思います。
見所もたくさんあって、書こうと思えば書くことはいくらでも出てきそうです。
「でも、つまらんこと書いて興ざめさせちゃうとアレだよなあ……」
というプレッシャーをものすごく感じる回でもあります。



いや、いつもつまらない文章だろうがなんだろうがとにかく書くことを目標としてやってますから、いつもどおりと言えばそうなんですけど……。
「いつも以上にいたたまれない気分になる可能性が高い」とでも申しますかw



そんなワケで、今回はかなり私的な感想に絞った記事を書いてみます。
一般論とか汎用性とかは多分ありません。
私こと姫路民の内面だだ漏れの内容です。
「そんなの見たくねーw」
という方はここでお帰りいただいた方がよろしいかと思われます(いや、ほんとに)。



例によって、「まぁヒマだし見てやるか」という方のみ、引き続きお付き合いいただければと思います。



赤松政秀と私


皆さんは、『美希の天下創世』に登場する、赤松さんこと「赤松政秀」という武将のことをどの程度ご存知でしょうか?
ちなみに、私は『美希の天下創世』を見るまでほとんど名前すら記憶していませんでしたw



ゲーム『信長の野望 天下創世』においても、赤松さんの能力値は、決して低くはないですが、強力と言い切れるほどのものではありません。
「そこそこ使えるかな?」
といった程度のものです。
また、プレイスキルがへぼい私は薩摩の島津家でぬるプレイすることが多いので、自然と九州出身の武将が戦力の中核を占め、中国、四国あたりの武将は毛利一族や宇喜多直家松永久秀クラスじゃないと記憶に残るような重用はしにくい、というのも印象を薄くしていた原因のひとつでしょう。
逆に、能力の使えなさで強烈に印象的な一条さんとかは良く知ってましたw
赤松さんはそこそこ使える武将なだけに、その他大勢に埋もれていたのです。



別所Pが赤松政秀にどのような印象を抱いていたのかは断定できませんが、私ほどではないにせよ、それほど強烈な個性を感じてはいなかったのではないかと推測しています。


・11話後編より

真の活躍で山名、尼子の連合軍を撃退後

・13話より

評定での戦略会議にて

・19話前編より

三好家との決戦前



やや政治に疎いぐらいの表現で、あとはごく常識的な反応の描写です。



そんな赤松さんが強烈に個性を発揮するのが今回の19話後編。
「星井家存亡のため姫路を山名へ明け渡す」という策略に、これまで持論を押し通したことのなかった彼が、最後の最後まで抵抗を見せます。



その理由も、大局を見据えたというものではありません。
が、その率直さ故にぐっと来るものがあります。
過去に姫路城城下が壊滅させられていることを思うと余計にです(本編11話前後編参照)。



平時においては凡庸さを見せながらも、こと姫路の大事に至ってはなんとしてもその安寧を優先しようとする――
この描写のおかげで赤松さんは、私の中で、
「実直であり、仁に篤く、郷土思いの男気のある義士」
といった具合に凄まじく美化され、好感度が急上昇したのでした。
このことがなかったら、アイキャッチ制作時にあの面倒な鎧を2度も書き直したりなんかしなかったでしょうねw



わざわざ「私の中で」という言葉をつけましたが、『美希の天下創世』を試聴されている方で、赤松さんを嫌っている人はあまりいないとは思ってるんですよ。
ただ、私の中で美化されているほど赤松さんに入れ込むことが普通かどうかに関しては、疑念を抱いている部分があるんです。



「姫路民」と名乗っている通り、私は姫路に在住しています。



「神戸まで行かないと遊ぶところがほとんどない」
「美味しい名物があまりない」
「最近開通した朝日橋の代替路が混雑しすぎだろ交通の要所ぐらいしっかり都市計画練れよ欠陥工事マジ勘弁w」
などなど、普段は文句ばかり言っている私でも、やはりというか何と言うか、それなりに姫路には愛着を持っています。



そんな私ですから、例えそれがフィクションで、しかも戦国時代の話だとは言っても、
「城下がまた荒れるではないか……」
と言ってくれる人には親近感や感謝の念を感じずにはいられません。



逆に、その部分がない(=姫路に愛着がない)人だと、私ほど熱烈には赤松さん好きにならないのではないでしょうか。
「いいヤツだなー」
と思うぐらいが一般的な感想になるんじゃないかと思います(アンケートとか取ってるわけじゃないので推測ですけど)。



だからと言いますか。
こういうこと、つまり「赤松さんというキャラクターが大好きだー」ということを書くのは少し抵抗があったりします。
『美希の天下創世』という作品紹介をするのなら、個人に依存した面白さより、より一般的な、広く訴える点を重点的に書いておくべきなんじゃないかなと。
その方が、『美希の天下創世』を盛り上げるためには必要なんじゃないかなと。



しかし、結局の所、心の声に耳を傾けると、
「今回の赤松さんの雄姿は特筆しておくべき」
という声が聞こえてきて打ち消すことが出来ませんでした。



そんな訳で、多少心苦しいのですが、最後にもう一度。



私こと姫路民は、姫路を守るため、必死に戦ってくれる赤松さんが大好きです。
そして、そんな赤松さんを登場させてくれた別所就治Pと、『美希の天下創世』という作品に、心から感謝しています。



以上、長々とここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。



・追記 これはほんのはじまりにすぎなかった!


えーと、読んでいただいた通りです。
今回の記事は、書こうと思っていた内容の前半部分あたりをトリミングしたものでして。
ダイジェストも含めると「長すぎ自重w」なので別記事にしようと思ったんですけど……



そうやって、記事内容を客観的に選り分ける作業をしていると、色々と考えてしまう部分が出てくるもの。
いつもなら「えぇい、もういいやっ」と投げ出してしまう部分まであれこれと悩んでしまい、なんだかんだ今日まで来てしまいました。



まぁ書いちゃったものは仕方ないので、続きは近日中にうpしておこうと思います。
タイトルはズバリ、
『【批判コメ】が見たいです』
うーん、我ながらなんて不吉なタイトルだw



(追記の追記)


さて、今年最後のご挨拶です。
「あまり今年は記事を書けなかったなぁ……」
という思いの強い1年となってしまいましたが、皆様のおかげでなんとかここまでやってこれました。



来年もどうなるんだろうといった状況ではあるんですけど、あまり気負わずボチボチやっていくつもりですので、気長にお付き合いいただけると幸いです。
……とりあえず守れないうp予告だけはガチでなんとかしたいと思います(´Д⊂
ホントにホントにすみませんでしたorz



それでは皆様、良いお年を。