『美希の天下創世』第18話の紹介であります


まず最初にお断りしておきます。



これから書く内容には、『美希の天下創世』のネタバレ要素が含まれています。
未視聴の方は十分にご注意ください。



あと、多分に独りよがりな想像が多いです。
「お前の独断なんかしらねーよ」
「勝手な感想書くな」
「別所就治Pに失礼だろ」
等の感想を持ちそうな予感のする方は、以後の文章は読まない方がいいかもしれません。



・二兎追うものは一兎も得ず


週刊更新どころか10日おき更新が通常化しつつある姫路民です、こんばんはorz



このブログの更新ほったらかして何をやっていたのかと言えば、もちろんあずささん誕生祭用の作品作成……と言いたいところなのですが。
実際は、社長こと高木順一郎氏の誕生日記念作品を作ってましたw
っていうか、もうとっくに過ぎてるよ!
いまさらですが社長誕生日おめでとうございます!



まあ、去年は「社長だからいいかw」と完全にスルーしましたからね。
なんか作ろうとは思ってたのです。



で、作っていたのが「紙芝居クリエイター」用のトランジション社長風味。
でも、なんか挙動がいまいちで……
色々いじってみたものの、なかなか綺麗に動くものが出来ません。



まあ、もうちょっと粘って、だめならそれで完成にしてしまいます。
そもそも、ほとんど実用性を無視したネタ作品ですからw



しかし、最近は私的な遊びに走りすぎて、このブログの本筋を全く果たせていませんね。
使える時間は増やしたはずなんですが、ベクトルがあさっての方向へむかってるというかw
少し初心に帰った方がいいような気がします。



そんなわけで、今日は紹介記事の方を優先うpですよ!



・「美希の天下創世」18話ダイジェストとか


一色家との会戦で、思わぬ大勝利を得た星井家。
余勢を駆って地歩を固めて行きたい所ですが、果たしてどうなることでしょう。
捕らえた武将の処遇も気になるところです。
では、いつものようにダイジェストからどうぞ〜。





さて、前回の戦闘で活躍したと言えば、やはりこのお方。
「公儀の神釘」こと水瀬伊織です。









いおりんもその取り巻きもノリノリですねw
(細川さんだけは若干冷静ですが)
まあ、初陣でこれだけの戦果をあげればそれも当然かもしれません。



ところが、勝ち戦にも素直に喜べない人たちがいました。
他でもない、星井家の面々です。






って、有馬さんwww
前回あずささんの美しさを目の当たりにしてからというもの、すっかり心を奪われてしまっているようです。
まあ当然と言えば当然ですが……(超個人的意見)





というわけで、本当に困っていたのは軍資金の問題でした。
慢性的な金欠病に悩む星井家には、援軍に来てもらった将軍家に支払えるだけの余財がありません。
貧乏ってイヤですねぇ……。



とりあえず、外交担当であるりっちゃんが将軍家の陣営へと赴いてお礼の言葉を伝えに行きました。
助けてもらって謝礼が言葉だけでは反応が冷たくなってもおかしくないところですが……









細川さんが意外な茶目っ気を見せてくれますねw
しかし、足利の将軍様は相変わらずフランクです。
こんなんで臣下の忠誠は得られているのでしょうか?w




案の定と言うか、家臣内でも星井家への対応には意見が割れているようです。
現在、星井家には勢いがあるとはいえ、勢力としてはまだまだ地方の大名といったところですからね。
冷静に時勢を見極めれば、星井家より三好家との友好を望まれても文句は言えません。
なんといっても星井家は、即物で謝礼が出来ない程度の大名家ですからw






しかし、だからと言ってタダでは引き下がらないのがりっちゃんです。
「援軍が出せない」という状況を逆手にとって、細川さんから巧みに協力を引き出そうとします。
その内容は今回出てきませんが、この要請が後にどう転ぶのか、ちょっと興味深いですね。



こうして将軍家との交渉は終了し、三木城へと戻っての本格的な戦後処理が始まります。
捕縛された側にしてみれば、自分の生死の掛かる重い局面のはずなのですが……






殿が殿なだけに緊迫感がまるでありません。
良くも悪くもゆとりがありすぎですw



幸いにして、星井家には常識をわきまえている重鎮が脇を固めていますので、政務に支障が出ることはないです。






美希が家督を相続したその時から、星井家の貴重な内政官として、目立った活躍こそありませんでしたが、その屋台骨を堅実に支え続けてきたであろう有馬さん。
一色家との会戦に立ち会ったことで、内に秘めていた何かが爆発してしまったようです。
個人的にこの一連のエピソードはかなりウケましたwww



特にこだわりがなければ家臣の進言を素直に受け入れる美希。
有馬さんの意見にも即答です。






その対応に戸惑いを隠せない敵将2人。
特に垣屋は衝撃を受けたようです。
まあ、敵国に優秀な当主がいるというのは、嫌なものでしょうから。





しかし、その見解は速攻で覆されることになりました。
このあたりは美希の未熟さと言えるかもです。
ただ、そういう部分も含めて「美希らしい」とも言えますけどね。



こうして、一色家との戦いはその第一幕を終えました。
戦においてはその武威を諸国に示し、外交の面でも将軍家との連携を確認できたと言う点で、申し分のない結果が得られたと言えるでしょう。
星井家強し!



ですが、星井家の急成長は同時に、敵国から見ると新たな脅威の誕生でもありました。



手をこまねいていては危険……
そう考えた隣国の智将2人が秘密の会合を持つことになります。





なんと、戦国の梟雄として悪名高いこの2人の登場です。
これは黒い。







星井家の躍進、それ自体は喜ばしいことです。
が、それは同時に更なる強敵を呼び込むという悪循環をも生み出すことになってしまったのでした。



はたして美希たちは、連携を取った2大強国にどう立ち向かうのでしょうか?
その趨勢は、まだまだ予断を許してくれません。








・ゲームの部分と創作の部分を眺めて思うこと


さて、18話にも前回と同じくおまけ小話が付いているのですが、例によってダイジェスト等は省略です。
紹介したい気持ちはあるのですが、そうなると余分に2本記事を書かなくてはならなくなるのでw



今回書こうと思っているのは、
「『天下創世』で発生したイベントを、『美希の天下創世』でどう表現しているか」
という分析です。



『天下創世』をプレイしている方なら別に読まなくてもわかっているようなことだとは思いますがw
「プレイ経験のある人間がどう見ているのか」
という参考のひとつにでもしていただけたらと思います。



ではまず、18話で起こった「ゲーム内」でのイベントを挙げてみます


 1.援軍の将軍家への謝礼金不足
 2.捕縛武将への対応
 3.大名規模が「群雄」へとランクアップ
 4.宇喜多直家松永久秀の密会発生


見落としがなければこれで全部のはずです。



ではまず1から。
『天下創世』では基本的に、援軍を出してもらった大名は、援軍を出してくれた大名に謝礼金を支払うことになっています。
しかし、この時点での星井家のように払いたくてもお金がない、という状況もあります。
そんな時は、援軍を出した大名家の名声が大幅に上がるという処理がなされます。
「忠義に篤い」という評判が立つわけですね。
なんの意味もないような気もするのですが、この「名声値」は後述の「大名規模のランクアップ」イベントと密接に関係しています。



次に2ですが、これは結構おなじみですよね。
『天下創世』では戦闘後、捕らえた武将は「勧誘する」か「逃がす」か「切る」の三択です。
まあ勧誘はめったに成功しないので、大体は逃がすか切るの2択ですがw



3については、ゲーム未経験者の方には少しわかりにくいイベントだと思います。
とりあえず、「美希の天下創世 データファイル」での説明をどうぞ。



大名規模が上昇すると、アイマスのランクアップイベントのようなものが発生します。
本編で使われているものがそれです。



余談ですけど、この「大大名→群雄」というレベルアップは、序盤ではかなり重要な死活問題だったり。
色々と特典はあるのですが、なかでも私が重要視するものが、家臣の部隊で使える兵数の最大値増加。
家臣の身分が高くないと意味はないですが、とにかくどーんと増えるのです(最大1400だったものが2000に!)。



最後の4は、ある程度自国の規模が大きくなった時発生するイベントです。
敵対する隣国の、2人の武将が会合を持ち、同盟を結びます。
どの国のどの武将が会合を持つのか、その条件は正直よくわからないのですがw(たぶん智謀や身分が高い武将)
それにしても、「美希の天下創世」でのCPUの人選の空気の読みっぷりはすごいですね。



さて、以上4つのイベントを見てきたわけですが、私が、
「ゲーム未経験者の方には少しわかりにくい」
と評した「群雄」イベントだけ紙芝居になっていないことにお気づきでしょうか?



このあたりを考えると非常に興味深いです。
すでに18分動画となってますので、冗長になるのを嫌ったのかもしれません。
あるいは、上手く紙芝居化ができなかったのでさらっと流してみたのかもしれません。
そのあたりの理由は、憶測だけではちょっと判断しかねる部分があります。



でも、結果としてあらわれた表現が、凄く好きなんですよ。



他の3つのイベントを丹念に描写していることと、冒頭の序文があること。
そのおかげで、背後に「美希たちの群雄イベント」があったことを想起できるようになっています。
それはおそらく、ゲームをプレイしていない方でも同じだったのではないでしょうか。
動画としては流れなかった物語が、この序文の後ろに見えませんでしたか?



プレイ動画パートの挿入に関しては、賛否ありますので必要か不要かについて書く予定は今後ありません。
ただ、今回表現されているような手法は、架空戦記ものの動画でしか存在し得ないものです。
そういった意味で貴重ですし、こういった「これまでにない表現」が出てきたということは、
「それだけでも意味があることだったなぁ」
と思うのです。