『美希の天下創世』第11話の紹介 後編


まず最初にお断りしておきます。



これから書く内容には、『美希の天下創世』のネタバレ要素が含まれています。
未視聴の方は十分にご注意ください。



あと、多分に独りよがりな想像が多いです。
「お前の独断なんかしらねーよ」
「勝手な感想書くな」
「別所就治Pに失礼だろ」
等の感想を持ちそうな予感のする方は、以後の文章は読まない方がいいかもしれません。



・また予告より遅れました



もう予告なんかしない方がいいんじゃないかと思い始めた姫路民ですこんばんは。
そしてごめんなさいorz



うーん、決して遅らせようと思ってスケジュール組んでいるわけではなく、真面目に「これぐらいで出来るだろう」と思った日程で書き込んでいるのですけどねぇ……
今日はゲームもやってないし酒も飲んでないし。
「俺のドゥー○ェが終わっちまった……」
と泣きながらパスタは作りましたけど。
たまねぎ、にんじん、にんにくのみじん切りとホール缶トマト+塩というシンプルなトマトソースで。
思ったよりおいしく出来たので、調子に乗って食べ過ぎて、執筆が若干鈍ったのは秘密です。



でも、「ドゥー○ェの野望」打ち切りの話はあまり笑い事じゃないというか人事じゃないというか……
人生色々ありますよねー(遠い目)。



あまり後ろ向きになってもいいことはないので、とりあえず元気に紹介記事に行って見ようと思います。
空元気も元気っていいますしねー(遠い目)。



・第11話後編ダイジェストとか





まさかの安治壊走でどうなるか、緊迫の11話後編スタートです。



2倍以上の兵力差をものともせず、獅子奮迅の働きを見せる真。
赤松家には軍神のように頼もしく、山名家には鬼神のように恐ろしく見えていそうです。
そして、そんな真を見ているだけしかできず、複雑な胸中を隠しきれない律子。



真の大活躍で、なんとか姫路城を死守することができました。
しかし、状況が良くなったわけではありません。
先のことを見据え、非情な提案を行う小寺政職
でも、「人のよい」君主、赤松晴政はその提案を退けます。
その決断の先にあるものが何か、おそらく彼らは知っていたと思うのです……



一方、華々しい活躍を見せた真でしたが、その心は沈んだままでした。
捕縛されてしまった安治が気がかりで仕方なかったのでしょう。



って、ちょwwwwwwww
ここでもコメントがひどいことになってますが、みんな気持ちは同じだったと思いますw



そしてさりげなく伏線が。
穴掘りが得意な娘さん……うーん、誰だろ(棒読



このまま何事もなければよかったのですが、赤松家を取り巻く状況はそれを許してはくれませんでした。



山名家に続いての浦上家による侵攻。
しかも謀将と名高い宇喜多直家はりっちゃんを狙っている様子です。
なんとしても阻止したいところですが……



覆しようのない敗色に、それぞれの思いが巡ります。
そして、いよいよ運命の瞬間が訪れることに。




(´;ω;`)ブワッ




姫路城陥落。
赤松晴政小寺政職、そして律子。
それぞれの決意を生み出しつつも、赤松家は滅亡しました。



そして芽生えた星井家当主、美希の決意。
物語は序章を終え、次なる舞台へと進んでいきます。



・ちょっとした独り言



さて、11話後編の紹介ですが……実はあまりやりたくはなかったりw
理由は4話紹介の時と同じです。
ものすごくお気に入りの回なので、下手な解説でお茶を濁したくないのですよ!



しかし、4話ではそれを理由に紹介放棄しちゃいましたからね。
今回は頑張って紹介してみようと思います。
おそらく、いつも以上に妄想がひどいと思われますので十分にお気をつけください。



・真が好きってどういうことかなぁという話



アイマス架空戦記シリーズにおいて、真が大活躍する回に、
「鬼神真・名勝負数え歌」
というタグがつけられることがあります。



真の公式設定は趣味がスポーツ全般、ルックスもボーイッシュで性格もスカッとしています。
ですので、アイマス架空戦記では武力などのフィジカルに特化した、いわゆる「脳筋キャラ」として登場することが多く、戦いの場において目立つことが多いですね。



ただ、「アイドルマスター」のキャラクターである菊地真が活躍する……というだけでこのタグが生まれたとは思えません。
鬼神とか名勝負とか、およそ乙女とは無縁で無骨な、真本人にはおそらく不本意なタグのつけられ方ですが。
でも、やはりこのタグは、彼女の一面を上手く切り取って表現しているからこそ、現在までずっと残っているのではないでしょうか。
というわけで、今回はこのタグにからめて話を進めていきます。



そもそもこのタグが生まれたのはアイマス架空戦記の元祖とも言うべき「閣下で三国統一を目指してみる」からです。



一応どういう状況だったのかを解説をしておきますと、敵将祝融に対し真が勝手に一騎打ちを挑みかかり、あと一撃でやられるという所まで追い込まれながらも、脅威の粘りで劇的な逆転勝利を飾った、という戦いでした。



さて、少しゲーム的な話になりますが、この「勝手に一騎打ちを挑む」というものは結構やっかいなものです。
勝てるのならば問題はありません。
ですが、負けてしまうと、状況によってはかなり悲惨なことになります。
セオリーとしては一騎打ちはあまり使わない方がよいといえるでしょう。
しかし、武力が高めで短気な武将は無差別に一騎打ちを挑みやすく、私が光栄の三国志シリーズをプレイすると、一度ならず、
「この状況で一騎打ちするなぁぁぁぁぁ!!!」
と悲鳴をあげることになります。
当然というか、その武将にいい印象は持ちようがありませんw



ところがと言いますか。
この話で一騎打ちを挑む真は実にかっこいいです。
ほんと惚れちゃいそうなほどかっこいい!



それは「勝った」という結果論もあるでしょうし、名勝負としか言いようのない戦いが「錯覚」させているとも言えるでしょう。
でも、決してそれだけとは思いません。



特に面白いと思うのは、有名な「閣下で三国統一を目指してみる」の3次創作SSの内容です。
他人のふんどしですがちょっとリンクを張らせていただきます。



■ 「空から降ってくるので」さま SS紹介ページ



呂凱P本人もお気に入りだったこのSSで、真の一騎打ちは、戦った両者の内面までもが実にかっこよく描写されています。
「勝手に一騎打ちしやがってバカヤロー!」
などという雰囲気は微塵も出てきませんw



これらは偶然や、作者さんの趣味だけで生まれたものではないと思います。
菊地真というキャラクターがこの流れを生み出した」
というのが私の考えです。
だって、彼女はアイドルですから!



ただ強いだけ。ただ勝つだけ。
それは、それだけで評価されるべきことです。
でもアイドルにはそれだけでは物足りないですよね。
強さや勝つ事も大事ですけど、プラスアルファの魅力がなければ、アイドルとしてはふさわしくないと思います。



では、真が持つプラスアルファの魅力とは?
私は真よりあずささんとかりっちゃんが好きな人間ですので間違っていたらゴメンナサイですが……
やはりその、「いい意味での男らしさ」にあると思います。
もちろん、真を「かわいい女の子」と思ってない真好きはいないと思うんですけど、その「真のかわいらしさ」を強烈に演出しているのは、「真の男らしさ」から派生する、いわゆる「ギャップ萌え」だと思うのですよ。



アイドルマスター」ゲーム内において、真は同姓にモテモテというキャラクターです。
簡単に言えば、「かっこいい」キャラクターであると言えると思います。
そして、万人に認めさせるほどのかっこよさがあればこそ、その影に隠されてしまいがちな「乙女な部分」が愛おしく思えるんじゃないでしょうか。



さて、もうだいたいお察しいただけると思いますが……



アイマス架空戦記などで真を活躍させる場面があったとします。
その場面で、真を単なる「脳筋」として演出できるでしょうか?
たとえ「脳筋」としか思えない行動を取ったとしても、それをそのまま表現できるでしょうか?



「そんなかっこよくない真は見たくない!」



って、私なら思います。
可能であれば、かっこよく思えるように演出しようと思います。
真というキャラクターを愛してやまない人ほど、おそらくその一念は強くなるはずです。



「鬼神真・名勝負数え歌」というタグは、そんなPたちや真ファンの心をよく表していると思います。
このタグは、単に真が「強キャラ」として便利に使われている証というだけではなく、真のかっこよさを万人に認めさせたいという、プロデューサー魂と真への愛情そのものです。
またそうでなければ、このタグが広まることはなかったでしょう。
真に、
「かっこいいからこそかわいい」
という特性があったからこそ、このタグは真好きの人にも受け入れられ、現在まで生き残ってきたのです。



・「美希の天下創世11話後編」を見よ!



かっこよさを表現する方法はいくつもあります。
敵の大軍に1歩も引かず、一騎当千の働きを見せる姿はかっこいいです。
城下を焼き払うような「悪役」に敢然と立ち向かう姿もかっこいい。
主家のため、己の利を省みず、全身全霊を持って戦いに望む姿もかっこいい。
それだけの働きを見せながらも決して驕らず誇らず、むしろ友軍を助けることができなかった自分を悔やみ、過酷な運命を強いた主家を恨むことも無く、最後まで己の信じる道を全力で駆けようとする、そんな姿。
そんな真。



この回には「鬼神真・名勝負数え歌」のタグが付けられています。
その銘に恥じない出来だと思います。



序章完結にふさわしい必見の神回です!