『美希の天下創世』第12話前編の紹介記事はじまるよ〜


まず最初にお断りしておきます。



これから書く内容には、『美希の天下創世』のネタバレ要素が含まれています。
未視聴の方は十分にご注意ください。



あと、多分に独りよがりな想像が多いです。
「お前の独断なんかしらねーよ」
「勝手な感想書くな」
「別所就治Pに失礼だろ」
等の感想を持ちそうな予感のする方は、以後の文章は読まない方がいいかもしれません。



・また予告より遅れてしまいましたが


そろそろ本当に反省しているのかどうか疑われても仕方がないと思い始めた姫路民ですこんばんは。
いや、ホントに反省はしています、ゴメンナサイorz



「もっと余裕のある予定立てればいいじゃ→ん」
とか亜美真美に言われそうです。
ただ、余裕のある予定を立てても、たいていそれに合わせて遅れるようになるんですよね。
ふしぎ!



そんなわけで、
「ちょっと頑張ればこれぐらいで出来るだろう」
というものを目安に予定は立てるようにしています。



つまり、地元で開催されている「北海道物産展」に出かけちゃったりすると、夜に疲れが出て頑張れなくなって記事が遅れたりします。
でも海鮮弁当おいしかったです。



いや、本当に反省はしてますから!!!!!!!



なんというか、疲れている時に記事を書くと、妙なミスをしたり、文章に「疲れが出る」ことがあるので、今日はだめだなと思うと迷わず休んでしまう人間なのです。
自分でも軟弱だとは思うのですが……



ご理解くださいとはとても言えませんけど、罵倒なり批判なりして適当に付き合っていただければいいなぁと思います。



では、そろそろ本編の紹介記事を始めましょう〜



・第12話前編ダイジェストっぽいもの



星井家の主家、赤松家。
姫路落城と共に、その命運は尽きてしまいました。
従属国であった星井家はこのことにより独立。
物語は新章へと突入です。



りっちゃんが、小寺さんが、全てをかけて守ろうとした赤松家。
その象徴であった当主赤松晴政は斬首。
小寺さん以外の武将が野に下っているあたり、かつての結束が忍ばれてちょっとしんみりしてしまいますね。



一方の星井家では、美希があらたな動きを見せ始めていました。



ついに播磨のゆとり立つ!
微妙にまだ締まらない感じは残ってますが……



星井家ならではといった会話シーン。
色々と普通ではありません(おそらく、良くも悪くも)。



さて、姫路城奪取へ向けて兵を起こした星井家ですが……



そこに立ち塞がったのは、なんと小寺政職
今は亡き主君の遺志を守るため、浦上家武将として星井家に挑んできました。
その胸中は複雑なものがあるでしょう。



複雑な胸中などもっていなさそうな人も参戦しているようですがそれはさておき。



ついにゆとり姫初陣の時!
そう、美希が当主として戦場に出るの、これが初なんですよね〜。



そのせいかどうかは知りませんが、いきなり単独で突出する美希。
ゲーム経験者の立場で言わせていただくなら、この時の別所就治のセリフは、ゲームプレイ時の別所就治Pの本心そのままであったと思いますw
美希がやられると、この戦そこで終了なんですよ!w



それにしてもモミーはいい味出してますね。



そうこうしている間に敵陣を占拠。
これで流れは完全に星井家ペースです。



しかし、怒涛の攻めが思わぬ出来事を生むことになります。



あ、あれ……?



え、え!?
えええええええええ!!!!!!



「敵将」小寺政職、まさかの討ち死に。



「うわぁぁぁぁぁ」
「まじか……orz」
「死んでほしくない人がまた……」

(『美希の天下創世』12話前編 視聴者コメントより)



ニコニコ動画に乱れ飛ぶ、驚愕と追悼の言葉。



「Noooooooo! 考えてあったいくつかの重要なプロットがっ!!!」
(『美希の天下創世』12話前編 別所就治P投稿者コメントより)



悲痛な作者の叫び。



この物語、というか、再会を誓った律子とかはどーなっちゃうの!?
予想外の展開に視聴者も別所就治Pも(たぶん)動揺しつつ、話は後編へと続きます。



・12話前編の感想概要



さて、誰もが予想していなかった展開を見せた「美希の天下創世12話前編」。
こう改めて見直してみると、
「めちゃくちゃ面白い回だなwww」
と思いました(失礼)。



いや、小寺さんが死んでしまったのは凄く悲しいのですよ、ホントに。
もう流れてしまっているようですが、
「こっそりリセットしてくれれば……」
といったコメントを見かけた記憶があります。
心情的には全くの同意見ですね。



だから、楽しいとか愉快とかいった類ではなく、手法的な面白さ、と言いましょうか。
「基本ノーリセット」というプレイスタイルがもたらす、予測不能の緊迫感に引き込まれてしまったのです。



・TRPGではよくあること


以前、「架空戦記はTRPGリプレイに似ている」といった話をしましたが、今回感じた「面白さ」というものは「TRPGの面白さそのもの」といった感じです。



TRPGにも色々あるので一概には言えませんが、長々と解説はできませんので簡潔にまとめます。



TRPGでは基本的に死んでしまったキャラクターは生き返りません。
おまけに、いくら気をつけていても、極めて低確率でしかない不幸な偶然で、実にあっさりとキャラクターが死んでしまうことがありえます。



TRPGではありませんが「美希の天下創世12話前編」で言う小寺さんの戦死なんかがまさに好例な感じです。
「天下創世」が討死の出やすいゲームデザインとはいえ、戦死は数回の会戦で1回出るかなといったところです。
その1回がよりによって敵方についたばかりの小寺さんで出る……
こういった「予測不能のダイナミズム」がTRPGの魅力のひとつなんですね。



ただ、重要なのはそこから生まれてくるものです。



予測不能の未来。
そこから生まれてくる、予測不能の出来事。



つまりはドラマ!
これがTRPGの面白さのキモになります。



名ドラマには名優が欠かせません。
名優はその名演技で視聴者を引き込み、物語に感情移入させるものです。
その点、TRPGでは「代えのきかない」キャラクターを演じることで名優の代役を果たします。
このような「生きたキャラクター」が絡むことで、物語は輝きを増しますからね。



「ノーリセットのプレイ結果から物語を作る」
それは、展開を完全にコントロールできないという点では「不自由」なものです。
しかし、「代えのきかないプレイ結果」であるからこそ、そこに生まれるキャラクターたちの行動に「ドラマ」を感じることが出来る、その可能性を秘めているとも言えます。



この部分を、「美希の天下創世」はとても上手に活用していると思うのです。
赤松晴政の決断、小寺政職の決断、そしてその後の人生、その終焉。
一期一会だからこそ生まれるキャラクター達の存在感……
これはなみなみならぬものがあります。
「美希の天下創世」を見て天下創世を始めた、という方は、別所家一同だけではなく、小寺さんや晴政さんも重用してしまうのではないでしょうか。



私も再プレイしたら、たぶん重用しちゃいますよ。
さすがに晴政様に最前線の城は任せないと思いますけどw



・ちょっと余談


この「予測不能のダイナミズム」を変則的に導入して大成功している作品が、先日の再開で私や別所就治Pがはしゃいだ「律子の野望」シリーズです。
「登用拒否の敗戦武将は斬首」
と乱暴な縛りに見えますが、「天下創世」よりはるかに討死の少ない「烈風伝」のシステムで、強烈にドラマチックな「生き様」を演出されています。
ひょっとしたら、別所就治Pもその影響を受けているのかもしれませんね。
「閣下で三国統一を目指してみる」もそうですが、
アイマス架空戦記は初期の頃から偉大な作品が色々とあったんだなぁ……」
としみじみ感心してしまいます。


(ちょっとだけ次回につづく)