『美希の天下創世』第12話後編の紹介でございます
まず最初にお断りしておきます。
これから書く内容には、『美希の天下創世』のネタバレ要素が含まれています。
未視聴の方は十分にご注意ください。
あと、多分に独りよがりな想像が多いです。
「お前の独断なんかしらねーよ」
「勝手な感想書くな」
「別所就治Pに失礼だろ」
等の感想を持ちそうな予感のする方は、以後の文章は読まない方がいいかもしれません。
・えーと、今日は水曜日じゃない……よね?
「あら、今日は水曜日でしょ、記事が掲載されてるんだから。予定通りでよかったですねプロデューサー」
と、りっちゃんに嫌味を言われるなら本望なんだけどなーと思うダメ人間こと姫路民ですこんばんは。
それにしても毎度毎度毎度……ごめんなさいorz
最近ホント予告を守れません。
うーん、何か有効打はないものでしょうか。
「予告守ったらあずささんが嫁に来る」
とかなら、死んでも予告通りに仕上げるんですけどねぇ。
まぁ、守れない予告でもやらないよりはいいかなと思ってます。
私はやはり締め切り作らないとだめっぽいです。
ただ、これから年末にかけて忙しくなってくるとさらに記事が遅れそうな気もします。
2,3日の遅れは「ゆとり時間」ということで許していただけないでしょうか?
いや、昔「究極超人あ〜る」というマンガがあってですね……
と、話が脱線しそうなのでとっとと紹介記事に行きましょうか。
うp予告に関しては誠心誠意、尊守できるよう尽力いたしますので、どうか温かく見守っていただけるとうれしいなぁと思います。
・「美希の天下創世」12話後編ダイジェストとか
小寺さん、まさかの戦死でどうなる「美希の天下創世」!
そんな感じで12話後編スタートです。
小寺隊壊走はそのまま戦場の流れを象徴していました。
兵力差も、多数の鉄砲隊も完全に打ち破って星井家の勝利は確定的に。
それにしてもモミーは(ry
野戦での大勝利、その勢いもそのままにいざ姫路城へ!
そんな中、美希は小鳥さんを呼び、ひとつお願いをするのでした。
いい引きですね。
一方、浦上家の手を逃れ、身を隠していた律子ですが……
姫路城の異変に気付き、その様子を探ろうとします。
そこでなんと落ち延びてきた宇喜多直家と遭遇。
しかも正体を見抜かれ、その上に勧誘までされてしまいます。
希代の謀将は相当りっちゃんに相当興味があるご様子。
その誘いをきっぱりと断る律子。
律子の「力」が他国に流れることを恐れたのでしょう。
直家の殺意が襲い掛かります。
そのピンチに駆けつけたのは音無衆筆頭の我らが小鳥さん。
「美希の天下創世」の小鳥さんは実にクールでかっこいいですね。
美希の小鳥さんへの「お願い」とは、律子と会う機会を作ってもらうことでした。
何があったのかは伏せられたまま、場面は次の展開へ。
やっぱりいい引きです。
りっちゃんキタ━━(゚∀゚)━━ !!!!
それは喜ばしいことでしたが、喜ばしいことばかりだった訳ではありません。
知りたくない事実。
りっちゃんにだってそんなものはあるのです。
主君、赤松晴政の斬首を知らされ、復讐を誓う律子。
そして……
ここで明かされる美希の行動。
戦いの後、美希は律子に謝りに行っていたのでした。
いいコですねー(´;ω;`)
姫路の陥落、その悲しみを乗り越え、星井家にその力をゆだねることにした律子。
星井家はここからまた新たな一歩を踏み出すことになりました。
その先にあるものは何か、誰も知りません。
ただ、別所就治Pのプレイ結果だけが知っているのです!
(つづく)
タイトルに深い意味はありません。
ようするに言いたいことは、この「12話」が本来別所就治Pが描いていた「本筋のシナリオ」から逸脱したものであるということです。
いわば別ルート、サブシナリオといったところでしょう。
ですが、この12話を見て、これを「サブシナリオ」と思える人間がいるでしょうか?
いや、晴政さんや小寺さんが生き残っている話を見たくないというわけではありませんが(というか見れるなら見てみたい)、
「やっぱあの話ナシねwww」
とか言ってストーリーを作り直したりしちゃったりしたら、間違いなく暴動が起きると思います。
もちろん私もその先陣に加わりますよ!!!
私は「プレイ準拠の架空戦記」なるものを作ったことはありません。
ですからこれは想像ですが、こういった話の作り方をする場合に困るのは、思いもかけない方向にプレイ結果が進んでしまった場合でしょう。
伏線とか張りようがないですからね。
最悪の場合、突然の展開に視聴者がおいてきぼりになってストーリー崩壊、なんてことにもなりかねないと思います。
想像ばかりで申し訳ないですけど、
「リセットしよっかな……」
みたいな言葉が頭を過ぎる瞬間ですね、たぶん。
特に小寺さんとかは、再会することを前提に話を作られていた形跡がありますし。
しかしです、ここからの別所就治Pの決断と行動が素晴らしい。
まずは「リセットはしない」と決めたこと。
後に例外的なリセット条件が公開されますが、基本的にはノーリセット。
これで行くと決めたのだからとりあえずこれで行く。
プロットが吹き飛んで涙目wでもこれで行く。
この決断だけでも評価したいところです。
次に、プレイ結果と正面から向かい合ってしっかりと物語を作り上げたこと。
キーマンであった小寺さんを「やっちゃった」のがよりによって美希。
ひどい状況でしたが、その状況で美希や律子がどのように考え、どのように行動するのか?
それを考え、さらに「律子が星井家に加わる状況」をきちんと描写する。
口で言うだけなら簡単です。
でも実際にやるとなると難しいですし、キッチリ描ききっているのはやはり凄いと思います。
最後に、これはすごく私事な感想ですが、
「ああ、完全プレイ準拠で行くのも面白いじゃん」
と思わせてくれたこと。
私では架空戦記的なものを作るのであれば、「完全プレイ準拠」ってのは出来ないと思うんですよ。
それは、ある意味「運任せ」な部分を処理しきれないというのもありますし、
「それで面白くなるのかなぁ?」
と思うのもあるんです。
その部分の疑念を、ふっとばしてくれたのが今回の「美希の天下創世12話」でした。
展開から見ても、作者コメから見ても事態は予定外の出来事だったはずなのに、完成した話は素晴らしく面白い!
むしろ、予想外の展開だったからこその盛り上がりと言っていいかもしれません。
それは別所就治Pだからこそできたのかもです。
ですが、少なくとも「プレイ準拠」だからといって面白く出来ない訳じゃない。
そう気付かせてもらえただけでも、私にとってはものすごく価値のある体験でした。
物語的に見ても盛り上がるポイントの多い良作だと思うのですが、特に印象的付けられたのが、
「なんでもやってみなければ、面白く出来るかどうかなんてわからないZE!」
ということでした。
そんなわけで、この12話前後編は、私のなかでかなりお気に入りの回なのです。
この話がなかったら、私がブログ続けたり支援動画作ったりすることはなかったんじゃないかな〜と思うんですよね。
「人生なんでもやってみるもんさ!」
ですよ、ほんとw
・おまけ余談
ちょっと架空戦記にうるさいお方なら、
「プレイ準拠ならすでにあったじゃん」
と突っ込むところかもです。
たしかに「閣下で三国を統一してみる」や「律子の野望」も基本プレイ準拠の物語です。
でも、これらの作品は時々チート宣言が出ていました(主に逆チートでしたが)。
私はそれが普通だと思ってましたので、
「え、ホントにこの展開でノーリセット!?www」
と驚いたのです。
これらの、
「面白くするためにチート」
は理解していましたが、
「チートしないことで面白くなる」
なんて事はまったく想定していなかったんですね。
こういった貴重な「驚き」があるからこそ、架空戦記視聴はやめられないのですw