5月22日なのだ→(オマケもあるよ!)


というわけで、亜美と真美、誕生日おめでとう!
まあ、特別今日のために用意したものはないのですが……



そのかわりと言うのもなんですけど、アイキャッチ第三陣で好評だった亜美真美バージョンの製作中画像を大公開!



・作りかけの真美はちょっとエロい



さてさて。
もしかすると、
「袴を書き足すだけなら、わざわざワキから見える背筋まで描く必要ないんじゃね?」
と突っ込まれる方がいらっしゃるかもしれません。



そういうことを言う兄(c)たちは、とりあえず未来派先生の「とかち天国系」を765回ぐらい見てくるべき。
ちにたくないなら見てくるべき。




・まぁ冗談はともかくw


裸モデルに服を着せる方が描くのは楽なのです。
主線の乗せ方も参考に貼っておきますね。



体のラインに合わせて線が引かれていることがお分かりいただけるでしょうか?



亜美真美の袴画像に関しては、別所就治Pがキャプチャー中ということでしたので、ろだスレからいただいた顔グラセットの改変となっております。
というか、実はあずささんの次に亜美真美の袴化には挑戦してました。
ほとんど完成直前まで作っていたのですが、想像以上に時間がかかってしまっていたので、放棄しかけていたんです。
別所就治Pから他のアイドルの袴画像がもらえていなければ、めんどくさがって完成させることはなかったかも。
そう考えるとなにやら感慨深いものがあります。



ちなみに、これ以上脱がせたグラはありませんよ?
「わっふるわっふる」
とか書き込んでも無駄ですからね!



・コラは友達こわくない!


というわけで、今回のオマケ記事は「美希の天下創世」の支援動画、「勝手にアイキャッチ作ってみた」において使われている「武将グラの書き足し」を、私がどうやって作っているかの解説です。
「美希の天下創世」本編の内容とは関係の無い内容となっておりますので、コラとかに興味ない方は特に見なくてもよい内容になっていると思われます。
その点はどうかご了承ください。



ただ、技術論としても参考にならない内容なんじゃないかと思ったり思わなかったりしています。
人に解説して参考にしてもらえるような技術とかは使ってないと思うんですよ……。



あくまでも「あの書き足しはどうやって作っているか」という過程に興味のある方だけお付き合いいただけるとよいかと思います。



・まず軽く心構えから


私が何かを作っている時、主に気をつけていることは、
「やってりゃいつかは終わる」
「やらなきゃ絶対に終わらない」
この2つです。
書き足しをする時もそれは例外ではありません。



他にも当然色々考えてはいますが、そんなのはオマケみたいなものです。



クオリティを考え出すと、これに加えて「努力」とか「才能」とかが必要になってきます。
でも、単にモノを作るだけならこれだけ気をつけていれば十分です。



えーと、以後書く内容に参考となるものがあるかどうかが謎なので、
「これだけは覚えておくと絶対に役に立つ!」
と言えそうなものをひとつだけでも書いておきましたw



・書き足し解説(実演編)


使用ツール:GIMP
元絵の入手先:信長の野望 天下創世PK
前提として、「レイヤー」や各種「ツール」の知識が、ある程度あるものとして記事を書いています。
もし分からないことがあれば、ググったり、人に聞いたり、見なかったことにしたりしていただきたいと思います。



では、まずは素材の選定から。
過去に作ったものは製作中のデータがほとんど残ってませんので、新しく実例として書き足しを行うことにしました。



今回モデルになっていただくのは、「あずさの天下創世」などでお馴染みの、あのお方。
通称「ノリ」こと朝倉景紀さんです。


※ 諸事情により反転画像



……うん、簡単すぎますね
これでは解説する余地が無いので、もう少し複雑な鎧に着替えていただきましょう。



本当は、「とかちの天下創世」でノリさんの着ていた鎧を使おうかと思っていたのです。
でも、探すのが手間だったので、新登録武将で挿げ替えが簡単そうな武将グラを選びましたw


名無しの新武将画像



ここでまず、ひとつだけ重要な手順を説明しておきます(コラ講座ではありませんから詳しくは書きませんけど)。




見ての通り、顔グラの「継ぎ目」がハッキリと見えてしまっています。
これを消す方法はいくつかあると思いますが、私が使っているのは「にじみ」ツール。
フォトショップとかではどう呼ぶのか知らないんですが、同じ機能のものはあったと思います(Pixiaでは「攪拌」だったかな?)。
陰影のグラデーションに気をつけながら、継ぎ目の部分をまぜまぜしていくと……




こんな感じになります。
私の書き足しが自然に見えるのは、ほとんどこのツールのおかげと言ってもよいでしょう。



さて、素材が手に入る部分であれば、「にじみ」などのツールを駆使することでコラは作れると思います。
問題は書き足しの部分。
光栄の関係者でもない限り、画面外の画像なんて手に入れられませんからねw



「無いなら作ればいいじゃない」
ということで、まずは土台から作っていきます。
手始めに、キャンバスを大きめに修正し、余分な部分をざっくりと切り抜いていきます。



顔周辺とかめんどくさそうなところは後回し。
抜き残しをチェックするためにテキトーな背景を追加。
画像はないですが、この後、左右に残っている枠の部分も消しました。



次に、背景とノリさんの間にレイヤーを1枚追加し、
「だいたいこんな形なんじゃないかなー?」
という鎧のシルエットを書き込みます。
本当におおまかな形で塗っちゃいます。



この時の色は、元絵の鎧の輪郭っぽい色を選んでおくと、後々楽かも。
今回の絵では服も左右切れていますので、さらにもう1枚レイヤーを追加。
鎧のシルエットの上に服のシルエットも書き込みます。



画面左部分が不完全ですが、右から攻めていくつもりなのでとりあえず放置。
土台はだいたいこんなもんで完成としてしまいます。



後は鎧っぽくなるように色をつけていくだけ……なんですが、当然ながらシロウトである私が塗ったところで上手く行くはずがありません。
そんなわけで、元の武将グラを「テクスチャの塊」として活用することにします。
要するにコピペですw



四角で囲んだあたりから適当に自由選択ツール(フォトショップでは「投げ輪ツール」かな?)で「テクスチャ」をコピー、鎧のシルエットを書いたレイヤーにぺたぺた貼り付けていきます。
この時も「にじみ」ツールを使ったり、陰影に気をつけたりするといいかも。



後は、鎧の金縁を書き足しまして……



服の部分は複雑そうに見えますが、やることは一緒です。
とにかく近くの色や形をコピー&ペースト。
不自然な継ぎ目は「にじみ」でごまかし、陰影を気にしながら細かく色調整していきます。



服の模様とかは、
「どうせ誰も見たことが無い部分なんだからテキトーでおkwww」
というスタンスです。
ただ、あまり適当すぎても難ですから、「にじみ」、他にも「ぼかし」ツールなんかでテコ入れ。
服や鎧に影とかハイライトを足したり、色を書き加えたり、時には元絵にも手を入れて、不自然さを消していきます。
このあたり、どこまで頑張るかは個人の裁量ですね。


右側ほぼ完成


左側でもやることはまったく同じ繰り返しになります。
袖になんだかよく分からないパーツとかついてるんですが、模様と同様にテキトーに書き足します(どうせ誰もry)。



「だいたいこんなものかな?」
というところまで仕上がったら、抜き残してある部分をクリーンアップし、鎧の輪郭部分もちょこちょこと形を整えていきます。
始めの方の作業で、鎧のシルエットに元絵の鎧の輪郭っぽい色を選んでおいたのは、ここでの調整を楽に進めるためです。



以前、別所就治Pのブログで、宗滴Pが輪郭の部分に着目しておられました。
特に意識していたわけではないんですが、輪郭部分の色を余分に塗っておいて、最後に削って調整するという作業のおかげで、
「輪郭を綺麗につけたした」
ように見えたのかもしれません。



さて、ここまでくれば、後は透過PNGで出力するだけです。
背景が無地では味気ないので、とりあえず適当なパターン描写と合成してみます。


完成!


長々とした説明文にお付き合いいただき、どうもありがとうございます&お疲れさまでした。



・補足


「ね、簡単でしょ?」
といった内容になってなければいいんですが……
以降は取り留めなく、書ききれなかった部分を書き残していってみようと思います。



今回解説した内容だけでは、宮部さんの服なんかは作れないかもしれません。
コピペパターンだけでは作りきれない模様が大きいので……。
そこの解説は「お絵描き講座」になっちゃうのでバッサリ省きました(お絵かき講座なんて出来るかどうかも謎ですし)。
ただ、「にじみ」ツールを駆使すること、近くから色とかテクスチャを持ってくること、
「どうせ誰も見たことが無い部分なんだからテキトーでおkwww」
というスタンスで作っていることなどは同じです。
あと、
「拡大して見るなよ! 絶対見るなよ!」
とも言っておきたいと思いますw



私の場合、書き足しグラ作成最初のハードルは、
「こんなん無理ぽw」
という意識でした。



最初に作ったアイキャッチ集でやすっち達の武将グラが出てこないのは、書き足しの出来が話にならないレベルだったからです(無謀にも自分で塗ろうとしてました)。
ただ、別所就治Pから予想以上にアイキャッチ集を気に入っていただき、まさかの本編登場ということになって、
「こりゃ無理とか言ってられーん!!!」
とガムシャラに作ったら運よく出来た、というのが実情です。
第二陣での書き足しグラは、今見るとひどいものですが、当時は相当出来がよい部類だったのですw



自分や目的に合ったツールを選ぶのも大切だと思います。
「元絵から色や模様をテクスチャとして流用する」
ことを覚えてからは相当楽になりましたが、Pixiaのコピペは使いにくいので、GIMPが無ければ第三陣は作れなかったかもしれません。
(線を引く楽しさは今でもPixiaの方が上だと思ってます)
フォトショップやSai,ペンタブなんかはあった方が断然いいと思いますね。
試用したことのある私が言うのだから間違いないかとw
(私が実装できないのは、悲しいぐらい自由になる金がないだけですよorz)



技術的なハードル以外で問題なのは作業時間かも知れません。
今回、説明用にデータを残しながらゆっくり作ったんですが、完成に至るまで10時間ぐらいかかっているかと思います(素材選びから切り抜き時間とかも含めて)。
連載持ちの架空戦記Pの方々だと、こんなことをやっていては月1連載も難しくなるでしょうw
まぁ、1時間内で作れた武将の方もいるにはいるんですが(南条さんとか)。



あと、適当なところで切り上げることも大事かも。
ちょっと話が長くなりますが、「完成」までに最も時間がかかったのは赤松さんこと赤松政秀の武将グラです。
単純に「作った時間」を取られたのは頼廉なんですけどね。
赤松さん場合、左右の肩部分がどうしても頭の中で整合性が付かなかったんです。
とりあえず作ってはみたものの、
「左右で鎧の形が全然違うじゃん!」
って感じで。
そこから、他の武将グラの書き足しと並行して、あーでもない、こーでもないと、何度も作り直してみたんですが、全て徒労に終わりました。
結局、最後に作った直家の書き足しが終わった時点で、
「今の自分にはこれ以上は無理!」
と割り切って、作った中から一番ましなものを選び「完成」としたんですが、それが最初に作ったやつだったっていうw



頑張ることは重要ですが、人間そんなに急に実力は付きませんからねぇ。
ただ、そう思ってはいても悔しいことは悔しいですから、うpする予定ギリギリまで修正とか、それはそれで毎回やってたりはします。



思いつくのはこれぐらいでしょうか。
他にも何か気になることがあれば追記するかもです。